小規模事業者持続化補助金(2026年12月締切回)のあらまし
この補助金の原資は、国の予算です。
小規模事業者(個人事業主を含む)の持続的発展のための、【販路開拓】を支援します。
詳しくはこちら → https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/jizoku/
「小規模事業者」の定義
従業員数が「商業・サービス業(宿泊業、娯楽業を除く)」の場合5人以下、製造業またはそれ以外の業種の場合20人以下である事業者
毎年2-3回募集があり、人気の高い補助金です。
2026年12月締切回は、11/5~12/15が応募期間となっています。
活用事例①
観光ぶどう園を有する喫茶店においてフリーズドライ製品を販売するため、洗練されたパッケージ デザインやリーフレットを作成。高級スーパー等の新たな販路への商談に活用。
活用事例②
醤油製造業者が、事前のテストマーケティングを実施の上、新たな原材料に対応した機械装 置を導入するなどして、新商品を開発。海外向け展示会に出展し、新規顧客を獲得。
※上記の活用事例①②は、いずれも小規模事業者持続化補助金の公式HPに掲載されているチラシからの引用です
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r8/jizoku.pdf
販路開拓のために、チラシ・リーフレットを印刷したい、展示会に出展したい、広報活動を行いたい、という事業者様は、活用を検討されてはいかがでしょうか。
一般型と創業型がある
小規模事業者持続化補助金には、一般型と創業型があります。
一般型:上限50万円、補助率2/3 ※条件によって、加点や特例あり
創業型:上限200万円、補助率2/3 ※条件によって、加点や特例あり
「創業型」は注意が必要で、創業したい人全員が応募できるわけではなく、必ず自治体の「特定創業等支援事業」を受講して修了証をもらわなければなりません。また、「創業後1年以内」の方が対象である点にも注意が必要です。
上限と補助率の考え方は下記の通りです。

応募の前に、ルールをよく知る(AI活用もオススメ)
「販路開拓」がテーマであること、上限額、計上できる費目といった大枠はあまり変わらないのですが、費目ごとの計上可能額や加点項目など細かいところが毎回変更されます。
必ず最新の公募要領を確認してください。
小規模事業者持続化補助金の場合、特に「ウェブサイト関連費」「広報費」に注意が必要です。
ウェブサイト関連費:動画制作やSNS広告など、デジタル関連のものはほぼ全部ウェブサイト関連費になります。また、ウェブサイト関連費だけでは申請できないとか、金額に上限があるとか、毎回細かなルール変更があります。
広報費:こちらも広報費だけでは申請できないとか、金額に上限があるとか、毎回細かなルール変更があります。
補助金の公募要領って、長いうえにわかりにくい!
そこでAI活用がオススメです。
私は、Google notebookを使っています。
1.補助金の公式HPから、公募要領、よくある質問、参考資料などを一通りダウンロードする
2.Google notebookで、新しいノートブックを作成し、ダウンロードした資料をアップロードする
3.Google notebookのStudioという機能を使い、「音声解説」や「クイズ」などで概要を理解する
4.Google notebookのチャット欄で、分からないこと(「●●に使う費用は計上できますか?」など)を質問する
Google notebookは、アップロードした資料のみを参照して回答します。なので、Web上の古いデータや真偽不明の書き込みなどが混ざるリスクがありません。便利ですよ~
申請書を書いてみよう
販路開拓の取り組みを予定しており、想定している経費が小規模事業者持続化補助金の対象であれば、申請書を書いてみましょう。
私は中小企業診断士として、いろいろな補助金のご相談を受けたり、補助金周りのお仕事をしたりしています。
申請書には下記のようなことを書いてほしいと思います。
- 事業内容は具体的に、端的に
- 箇条書き、写真、図表があると良い
- 顧客ターゲットを明確に
- 競合や商圏の調査を行い、自社の特徴、優位性を説明する
➢ ストーリー
現状の課題
↓
補助事業で現状を改善する
↓
○年後の収益改善、生産性向上
➢ 収益計画
・売上=客単価×客数
・利益=売上ー経費
・投資回収期間=投資額÷利益
・資金計画
補助金・助成金は、「ビジネスコンテスト」です。
事業計画が優秀であり、実現性や収益性が高いものが、上位から採択されます。
けっこうシビアに審査されますので、自社の商品・サービスの特徴、優位性や、補助事業で販路開拓を実現し収益を改善するというストーリーを、熱意をもって自分の言葉で語ってください!
なお、生成AIに申請書作成を手伝ってもらう場合は、「アイディア出し」「校正」にとどめておくのがオススメです。AIには熱意や主体性がありませんので。
申請書が書けたら、商工会議所または商工会へ行く必要がある(要予約)
〆切が近くなると込み合いますし、不備があると書き直して再度行く必要があります。早めに申請書を用意して、商工会議所または商工会を予約しましょう。30分~1時間面談して、書類形式に問題なければ、ようやく応募できるようになります。
応募が完了出来たら、採択結果を待ちます。
晴れて採択となったら、交付申請を行い、その後でようやく事業に着手することができるようになります。
採択・交付となれば一安心・・・かというとそんなこともなく、その後支払い証憑を全部集めて提出したり、報告書を書いたり、いろいろな事務作業が必要となります。
そして補助金が入金されるのは、報告書が受理された後になります。
採択された後の方がむしろ事務作業は大変です。
何せ補助金の原資は「みなさまの血税」ですから、受理する側も厳格に検査しています。
そういった事務作業負担も織り込んだうえで、補助金活用を検討されるのが良いと思います。

