中小企業診断士のお仕事日記 ~補助金周り

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補助金周りのお仕事は種類が豊富

国、都道府県、自治体などが、産業育成や経済振興のための事業を行い、企業や個人事業主に対して補助金・助成金を拠出することがあります。

【補助金の流れ】
①申請
補助を希望する事業者が、しっかりとした計画を立て、必要書類を揃えて申請する
↓
②審査
行政側が審査する(事業内容、資金使途、計画等の妥当性や成長性など)
↓
③事業実施
事業者が事業を行う
↓
④報告
完了後に行政へ報告する(実施結果、支払い証憑など)
↓
⑤検査
行政側でチェックする(必要書類が揃っているか、ルールに則っているか等)
↓
⑥補助額支払い
事業者へ補助額が振り込まれる(補助率や上限額があります)
という流れです。

この中に、中小企業診断士などの専門家がいろいろな形で関与している場合があります。
下記のような関わり方があります。
・申請書類作成の補助、コンサル
・審査に関わる評価者
・報告に関わる事務局
というのが主なものだと思います。
補助金・助成金に関する事業者さん側の関心は非常に高いです。中小企業診断士として仕事をしていると、補助金・助成金に関するご質問を頻繁に受けます。

注意しなければいけないことの第一が、
「補助金・助成金はビジネスコンテスト」という点です。
申請すればもらえるわけではなく、審査が必ずあり、良い事業計画が採択されます。あくまで事業計画に対する補助・助成なので、資金がカツカツで困ってるから助けてほしい、というスタンスではNGです。

好き嫌いの分かれる仕事、だったりする

補助金・助成金周りのお仕事はたくさんあるのですが、けっこう好き嫌いの分かれる仕事だったりもします。

なぜかというと、
・補助金・助成金が星の数ほどある上、それぞれルールが細かくて、対応に骨が折れる
・「補助金をもらうこと」が目的化すると、仕事が健全でなくなってしまう
・補助金・助成金は年度単位で動いており、急に仕事量が増えたり減ったりする
ということが理由かなと思います。

余談かもしれませんが、補助金・助成金の不正受給や悪徳業者って本当に多くて、そのせいで募集要項やマニュアルが長文化し細かくなってしまっています。

補助金周りの仕事、私のスタンス

第一に、申請代筆、代行はやらないと決めています。
私は、スケジュールさえ空いていれば、お声がけいただいた仕事を断らないのですが、申請代筆だけは申し訳ないのですがお断りしております。
理由は、やはり事業計画書は事業者さんご自身に書いてほしい、と思うから。第三者に代筆してもらっても、絵に描いた餅になるのが関の山。書類として整っていても、事業者さん自身の熱意、覚悟が伴わなければ無意味です。
加えて、私は時々補助金の審査員や事務局のお仕事をしているからです。応募申請する側と、審査・事務局側を同時に担当することは道義上絶対にNGです。ですので、申請代筆はお断りせざるを得ない、という立場です。

とはいえ、補助金の仕事は、行政の大事な仕事。いずれは、制度設計や事業立案に関われるようになりたいな、とも思っております。

補助金・助成金の原資は、税金です。
税金を拠出すること、もらうことに賛否両論や葛藤ももちろんあります。
私は、社会発展や企業成長につながるものであれば、税金を拠出する意義はある、と考えています。
なぜなら、経済政策は、未来のためのお金だから。
そして、国・自治体の予算の中で、経済政策のための拠出はほんの数%です。
経済がうまく成長しまわっていくことで、社会が安定し生活が豊かになります。そのための補助金・助成金であってほしいと思います。

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